飯盛城の戦い
飯盛城を舞台にした戦は、大きく2回に分けられる。
佐世保の戦国史をもっとも輝かせた平戸の松浦隆信と相神浦の丹後守親の二人の武将が激突した戦でもある。
1回目は1542年、まだ13才と若かった平戸の隆信の初陣だったが、相神浦の大勝利で前代未聞の丹州党の勝利といわれた。
2回目は1563年より始まった長期にわたる戦で二年の役とも呼ばれる。この戦は印山記で膨大に生き生きと描かれており、様々な武将たちがここで登場する。数々の激闘の末、遂に丹後守親は降伏し飯盛城は平戸の支配下に置かれることになる。