屠殺場(とさつば)現在地:労災病院入口バス停付近

屠殺場(家畜の殺生場)や首切り場(罪人の処刑場)とも言い伝えられる場所。今も見ることができる岸壁に掘られた磨崖仏(お地蔵様)は何かを物語っているようである。現在足下に見える磨崖仏はかつては「牛仏様」と呼ばれ、人の目の高さよりも高い場所に掘ってあった記憶があるとの古老の話しもあることから、この辺りは道路ができる以前は今よりも地盤が低かったと思われる。現在は車が渋滞する主要道路だが、以前は佐工の前の道から右へ上り泉福寺観音堂の前を通る道が主要道路であり、この場所は側に墓地があり、人通りも少なく、低湿地帯で昼でも薄暗く不気味な場所だったことが想像できる。


磨崖仏が掘ってある場所 磨崖仏(牛仏さま)

 
絵図
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